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【契約情報】エリック・ゴードン、ロケッツと3年$54.5Mで契約延長に合意

【2019/09/02更新】ヒューストン・ロケッツのSGエリック・ゴードンが、3年54.5Mドルで契約延長に合意したとESPNが報じた。なお、4年目のオプションとしてオールスター出場か優勝した場合には、2023−24シーズンに$20.9Mのオプションが付いているとのこと。

ゴードンは2008年にドラフト1巡目7位でロサンゼルス・クリッパーズに指名され、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)を経て、2016-17シーズンからロケッツに所属。一昨年には6thマン賞で2位にランクインし、昨年は平均31.7分の出場で、16.2点、1.9アシスト、2.2リバウンド、FG成功率40.9%を記録している。

ロケッツは今オフに、クリス・ポールをオクラホマシティ・サンダーにトレードし、ラッセル・ウエストブルックを獲得した。ウエストブルックは、3シーズンにわたって平均トリプルダブルを達成したリーグを代表するPG。昨年、エースのジェームズ・ハーデンとタッグを組んだクリス・ポールは、ハーデンとの確執が報じられ、両者は報道を否定したもののロケッツは期待通りの成績を残せず、カンファレンス準決勝で敗退した。

今オフに加入したウエストブルックはリーグを代表するスコアラーであり、3年にわたってサンダーでプレーしていた実績を持つ。ただし、ウエストブルックはトレード相手のクリス・ポール以上にボールを持ってテンポを掴むタイプの選手であるため、ハーデンとのボールのシェアが危惧されているが、ロケッツはリーグ随一の攻撃力を有しているいると言えるだろう。攻撃の中心がハーデンとウエストブルックになるのは間違いないが、アウトサイドシュートが上手く、スペースを作れるゴードンの価値は大きいだろう。

ただし、ゴードンの契約が切れるのは彼が34歳の頃だ。
NBA選手の一般的な全盛期が25歳〜30歳前後と言われている。これは一般論ではあるものの、これに当てはめるとロケッツに移籍してから現在がゴードンの全盛期になる可能性は少なくない。そうなった場合、ゴードンと高額な契約延長をしたことはロケッツの今後のチーム作りの足枷になる可能性がある。

また、ロケッツは今オフにSGのオースティン・リバースと再契約し、同じくSGのベン・マクレモアを獲得した。ゴードンの能力に疑いはなく、マイク・ダントーニHCの戦術にマッチするのは間違いない。しかし、層が薄いフロントコートに対してガードが多すぎる。そのため、ゴードンが層が薄いSFでのプレーする機会も増えると思われるが、西地区で優勝争いを行うクリッパーズのカワイ・レナードやポール・ジョージ、レイカーズのレブロン・ジェームズや成長著しいカイル・クーズマとマッチアップすることになる。その場合、ディフェンス面でのミスマッチは大きい。

マイク・ダントーニHCの戦術は基本的に超攻撃型システムであり、現NBA最強のスコアラーであるハーデン、トリプルダブル製造機であるウエストブルック要するロケッツはNBAで最も攻撃的なチームだ。このチームで第3の男となるゴードンの活躍にも注目だ。