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【契約情報】BIG3MVPのジョー・ジョンソン、ピストンズと契約合意

3on3のプロリーグ「BIG3」でMVPを獲得し、優勝に貢献したジョー・ジョンソンが、 デトロイト・ピストンズと部分保証の1年契約を結んだと「The Atheletic」が報じた。
それに伴ってロスターを空けるため、マイケル・ビーズリーが解雇された模様。ピストンズは今オフに2008年ドラフト1巡目指名の元シーズンMVPであるデリック・ローズとも契約しており、ベテランの得点源を求めていた。

先月、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ミルウォーキー・バックス、デンバー・ナゲッツ、ニューオリンズ・ペリカンズなどのチームが、ジョンソンの獲得のワークアウトを実施する予定と報じられていた。

ジョンソンは、2001年にボストン・セルティクスにドラフト10位指名され、NBAでのキャリアをスタートさせた。フェニックス・サンズに在籍していた2004-05シーズンには3P成功率47.8%と非常に高いシュート力を持っており、アトランタ・ホークスでは1000万$以上の高額契約を獲得していた。ジョンソンの得点力は現代のアップテンポなバスケットにマッチしており、オールスターゲームにも7度出場している。
その後は、ブルックリン・ネッツ、マイアミ・ヒート、ユタ・ジャズ、ヒューストン・ロケッツと所属していたが、2017-18シーズンを最後に、NBAを離れていた。

現時点でのNBAレギュラーシーズンの成績は、平均35.2分の出場で16.4点、4.0リバウンド、4.0リバウンドとなっている。

ピストンズは、ブレイク・グリフィンやレジー・ジャクソンを中心としたチーム運営を行っている。今オフにデリック・ローズに加えて、大ベテランのジョンソンを加えたことで、ベンチ層の拡充と安定感を求めていた。

「BIG3」での活躍と、契約の意義

NBAを離れたジョンソンが選んだのは3on3バスケットリーグの「BIG3」だ。
「BIG3」はHIP-HOPアーティストのIce Cubeが立ち上げたリーグで、かつてのNBAスター選手が数多く在籍している新興リーグだ。有名どころではマイク・ビビー、アマレ・スタウドマイヤー、ラシャード・ルイスなどの元NBA選手が在籍している。その中で、ジョンソンはシーズンMVPと優勝を成し遂げている。

これまで「BIG3」からNBAにピックアップされた選手はいなかった。
38歳のスウィングマンであるジョンソンが今回デトロイト・ピストンズと再契約したことの意義は「BIG3」にとって大きな意味を持つ。
「BIG3」の創設者であるIce Cubeは「The Athletic」に、下のように語っている。

「NBA復帰は問題ない。それが一部の選手の目標であるなら、素晴らしいこと。一部の選手がNBAに復帰できれば、それはリーグの信頼性に大きく貢献することになる。」(意訳)

これまで何度か報じられていることではあるが、「BIG3」はNBAと対抗するつもりはないことを明確にしている(規模と歴史が違いすぎて、ほぼ参入は不可能だろう)。「BIG3」はあくまで3on3バスケットボールという競技で、クオリティの高い試合を提供することを目指している。
NBAを解雇されフェードアウトしたベテランたちが活躍していることもあり、往年のファンにとっては楽しいが、格下として扱われることも多かった「BIG3」。しかし、「BIG3」からNBA復帰を果たした選手が出たことで、そのクオリティの高さを証明することに繋がったとみてよいだろう。

NBAには育成リーグとして、NBAで活躍する準備が整っていない若手が送られるGリーグがある。
こちらは若手中心の粗削りなゲームが多く、NBAでの輝かしい経歴を持つ元スター選手には居心地は良くないだろう(チームとしても扱い難いだろう)。また、エリートである彼らのプライドもGリーグでのプレーを拒むだろう。
また、最近では中国やヨーロッパのリーグに短期契約で所属するFA選手も少なくない。しかし、アメリカ国外のリーグはNBAと比べると相対的にレベルは低く、自身の能力を証明するにはあまり適した場所ではない。

「BIG3」がクオリティの高いリーグに成長していくことで、NBAを離れている選手たちに活躍の場を提供することができる。これはNBAチームにとっても意味のあることだろう。


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