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【2019-20チームレビュー】インディアナ・ペイサーズ

2018-19シーズン成績 :48勝34敗(イースタン5位/攻撃:22位 守備:1位/得失点差:+3.3)
2018-19プレーオフ成績:1回戦敗退

加入

マルコム・ブログドン(バックス)
TJ・マッコネル(シクサーズ)
TJ・ウォーレン(サンズ)
ジェレミー・ラム(ホーネッツ)
ゴガ・ビタッゼ(ドラフト18位)
ブライアン・ボウエン(ドラフト外、2way)

退団

ダレン・コリソン
コリー・ジョセフ
ウェスリー・マシューズ
サディウス・ヤング
ボーヤン・ボグダノビッチ
カイル・オクイン
タイリーク・エバンス

予想ロスター

  PG SG SF PF C
1st(先発) マルコム・
ブログドン
ジェレミー・
ラム
TJ・
ウォーレン
ドマンタス・
サボニス
マイルズ・
ターナー
2nd TJ・
マッコネル
ジャスティン・
ホリデー
ダグ・
マクダーモット
TJ・
リーフ
ゴガ・
ビタッゼ
3rd アーロン・
ホリデー
ヴィクター・
オラディポ *
ブライアン・
ボウエン
アリぜ・
ジョンソン
 
4th エドモンド・
サムナー
       
HC ネイト・マクミラン(4年目)

2019-20シーズン展望


Best of the Indiana Pacers! | 2018-19 NBA Season

絶対的エースのポール・ジョージをサンダーにトレードし、プレーオフ進出は厳しいと予測された2017-18シーズン。蓋を開けるとポール・ジョージとトレードで加入した、ビクター・オラディポとドマンタス・サボニスの2人が開花し、プレーオフではレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズをあと一歩のところまで追い詰めるというサプライズを見せた。

期待された2018−19シーズンは、シーズン中盤にエースのオラディポを右足大腿四頭筋腱の断裂という大怪我で失った。
しかし、PGのダレン・コリソン、第2の得点源となったボーヤン・ボグダノビッチを中心に、堅固なディフェンスを武器に勝ち星を積み上げ、 イースト5位でプレーオフに進出した。

先発PGとして攻守にわたって堅実なプレーでチームを牽引したダレン・コリソン、控えPGとして安定した仕事をこなしたコリー・ジョセフを今夏に失い、今オフの最優先事項となっていたのはPGの補強だ。
大物FAが移籍市場を賑わすなか、ペイサーズはバックスからオフェンス・ディフェンスともに高い能力を持つマルコム・ブログドンを獲得した。ブログドンは昨年バックスで、平均15.6得点、4.5リバウンド、3.2アシストを挙げ、イースタン首位を走ったバックスで攻守で活躍。FG%(フィールドゴール率)が50.5%、3P%(3Pシュート率)が42.6%と非常に高確率な数字を残しており、守備面でのバスケットIQも高い。
さらにシクサーズから安定感と爆発力を兼ね備えるTJ・マッコネルを獲得した。

また、オラディポ復帰までの得点力を補うことができる人材として、3&Dのジェレミー・ラム、ウイングでの守備に定評があるジャスティン・ホリデーの獲得にも成功した。この2人はオラディポとの相性も良いプレースタイルで、バックコートに関しては昨年と同水準以上の戦力を整えることに成功したといえるだろう。

昨年の第2オプションとして活躍したボーヤン・ボグダノビッチの離脱は痛手だが、代わりにサンズから爆発力のあるTJ・ウォーレンを獲得。ウォーレンはペリメーターからの得点力には定評があり、3Pが上手い控えのダグ・マクダーモットと状況に応じてプレイングタイムをシェアすることになるだろう。懸念点としては、オラディポとプレーエリアが重複する可能性があるウォーレンを、どのようにフィットさせるかという点だ。

チームリーダーのサディアス・ヤングが離脱したPFには、昨年ブレイクを果たしたドマンタス・サボニスを先発に据える。攻撃オプションが多彩になると予想される今季は、サボニスにはポストで攻撃起点になることが求められる。控えのTJ・リーフはディフェンス面に課題がり、サボニスが出ていない時間帯をどのようにカバーするかがポイントになりそうだ。

Cには守護神マイルズ・ターナーが、今季も リムプロテクターとして  ブロックショットを量産するだろう。ペイサーズの強みはリーグ1位のディフェンスであり、ターナーには安定した活躍が求められる。
控えにはルーキーのゴガ・ビゼッタがいるが、彼のポテンシャルは未知数だ。多くのヨーロッパ選手の壁となるNBAのフィジカルや文化にアジャストできれば、攻守で大きな武器となる。

堅実な活躍をした主力陣が大量離脱したことで、ペイサーズは今オフに大きな転換を求められた。
しかし、結果的にバックコート陣は昨年よりもグレードアップしたと考えてよいだろう。オラディポが復帰した後にどのようなオフェンス・システムを構築するかが後半戦~プレーオフにかけての課題となるだろう。ディフェンス面においてもオラディポ、ラム、ホリデー、ブログドンと守備に定評がある選手が多く、ディフェンスの弱体化は避けられた。

フロントコートについては、ターナーとサボニスがいる先発は安定しているが、リーフとビゼッタの控えのポテンシャルは未知数だ。彼らの教育係も兼ねて、安定感のあるベテランビッッグマンを獲得したいところだ。

昨年22位と平均以下の成績だったオフェンス面は、ブログドンに加えて、身体能力もあり3&Dとしてプレーできるジェレミー・ラム、爆発力のあるウォーレン、控えのTJ・マッコネルを獲得したことで、個々のオフェンス力の底上げを実現できた。しかし、 オラディポはボールを保持してリズムを掴むタイプであるため、オラディポ復帰前と後では別のオフェンスシステムを構築する必要があるだろう。特にサディウス・ヤングが担っていたスペーシングの部分がポイントになりそうだ。